オリジナルの無線LANをFPGAで作ろう 16ページ目


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1-送信側の基板で実機デバッグ
送信側の基板の実装ができましたので、実機デバッグを進めていきます。
FPGA書き込み器をUSBケーブルでPCと接続して、送信側基板のJTAGピンヘッダにFPGA書き込み器のリボンケーブルを取り付けます。
!!FPGA書き込み器を使用の際の注意!!
FPGA書き込み器には、PC接続用のUSBケーブルと、ボード接続用にフラットケーブルがあります。
接続状態には3通りがありますが、
 @USB接続 フラットケーブル接続
 AUSB接続 フラットケーブル断
 BUSB断  フラットケーブル接続
Bの状態が続くと、FPGA書き込み器やFPGAボードを壊す可能性があります。デバッグ作業中は、一瞬でもBの状態にならないように、
ご注意ください。Bの状態になっても大丈夫なように、FPGA書き込み器のハードウェアが改善されるとよいのですが。。




FPGA書き込み器を接続したら、開発環境の書き込み機能を起動します。
開発環境の左のほうにあるウィンドウで、@Tasksタブを選んで、AProgram Deviceを左ダブルクリックします。


Programmerの画面が起動しますが、無償版なのでNCOの制限事項についてのダイアログが出ます。ダイアログはOKをクリックして閉じてください。
Programmerウィンドウで、@Hardware SetupでPCに接続されているFPGA書き込み器を選択 AProgram/Configureをチェック BStartをクリック
すると書き込みが始まります。


FPGAに正常にファームウェアが書き込まれると送信出力が得られます。振幅がゼロになる箇所が周期的に現れていて、
特殊コードらしきものが送信されていることが確認できました。
上にも書きましたが、無償版の開発環境なのでFPGA書き込み器のフラットケーブルをはずすとNCOの動作が停止して、
出力信号が出なくなります。





次回はSignal Tapというデバッガを使って、FPGA内部の信号を検証していきます。


2015年3月7日 記
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