FPGA入門ボード Tremolite
はじめに
手軽に安くFPGA設計を体験していただけるように、Tanzaniteボードを作りました。
主な仕様
■搭載FPGAはXilinx社のXC6SLX4-2TQG144C(Spartan-6シリーズ)
■FPGAの書き込みはXilinx製の書き込み器(14pinケーブル)で行います
■LED8個と、10MHzクロック源と、不揮発性SPI-ROM(16Mbit)を搭載しています
■FPGAのIOは、2.54mmピッチで引き出していて万能基板で拡張可能です
■FPGAのIO電源(VCCIO)は、3.3Vです
■電源供給は、USB-miniB(5V-500mA)ケーブルを使用します
準備するもの
■FPGA開発環境
ISE12.2以降がインストールされたPC
■FPGA書き込み器
DLC-6等、FPGACafeで貸し出しています
■miniB-USBケーブル
ボードへの電源供給用です 500mA供給できるUSBポートまたは、
USB充電器に接続してください
まずは動かしてみる
■簡単なファームウェアを作成します。
TanzaniteボードにはLED8個と、10MHzのクロック源が載っていますから、
LEDと10MHzクロックで動作が確認できるファームウェアがよいでしょう。
「FPGA入門」を参考にファームを作成してみてください。
■ファームを書き込みます。
ファームのコンパイルができたら、ファームを書き込みます。
USB-miniケーブルを接続し、Xilinxの書き込み器を写真のように接続してファームを書き込み
ます。書き込み成功するとCONFIG-OK-LEDが点灯して書き込んだファームで動作を開始します。

不揮発性SPI-ROMについて
FPGAのファームは揮発性ですので、通常は、電源投入するたびに書き込み器でファームを書き
込む必要があります。本ボード搭載の不揮発性SPI-ROMにファームを書き込みますと、次回の
電源投入時にSPI-ROMのファームを自動でロードしますので、電源投入するたびにファームを
書き込む必要がなくなります。
不揮発性ROM書き込み手順説明(準備中)
使用上の注意
■TanzaniteはFPGA入門用として設計されています。信頼性が要求される用途への使用はできません。
■Tanzaniteを使用したことによる損害・損失については一切の補償をいたしません。
■IOピンのショートや過電圧印加などは破損の原因となります。
Tanzaniteボードの部品に金属が触れてショートする事故にもご注意ください。
■Tanzaniteは部品入手の都合で互換品が実装されている場合があります。予めご了承下さい。
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